“人”と“地”の健康に、総合的な判断力を有する高度医療専門職業人・教育研究者の育成で貢献 医・薬・看の密な連携により多職種連携・分野融合を促進する研究科共通科目をはじめとした教育を提供し、学内外との連携を深めることで、実践的なイノベーションに繋がる包括的な医療的素養が身につきます。 育成する人材像 医学、薬学、看護学分野で協同、附属病院を教育の場として人材を育成 総合医薬学研究科は、医学、薬学及び看護学を総合した特色ある教育と研究を礎とし、幅広い知識を基盤とする高い専門性と人間尊重の精神を基本とする豊かな創造力を培い、学術研究の進歩や社会に積極的に貢献できる総合的な判断力を有する高度医療専門職業人又は教育研究者としての人材を育成することを目的としています。 また総合医薬学研究科は、医学・薬学・看護学分野における基盤的研究の深化とこれら分野間の連携・融合の更なる強化を図り、医学・薬学・看護学分野の枠組みを超えて協同するため、医学・薬学・看護学分野を包括する総合医薬学専攻を1専攻として組織し、専⾨分野ごとに学位プログラムを設けます。 各プログラムについて、詳しくはプログラム紹介ページをご覧ください。 研究科長挨拶 総合医薬学研究科にようこそ ~医学、薬学、看護学の協同による人材育成~ 大学院総合医薬学研究科長 松谷 裕二 富山大学大学院総合医薬学研究科長を務めております、松谷裕二です。どうぞ、よろしくお願いいたします。 大学院総合医薬学研究科は、高度医療系人材養成を行う大学院として、大学院医学薬学教育部を改組して2022年に誕生しました。まずは同年に修士課程(博士前期課程)が設立され、その2年後の2024年に博士課程(博士後期課程)が発足して完成形となりました。このように総合医薬学研究科は、修士課程(博士前期課程)と博士課程(博士後期課程)から構成されていますが、どちらの過程においても、「大学院共通科目」と「研究科共通科目」が開講されており、文理融合の総合知を修得できます。また専門知を涵養するために「プログラム専門科目」が開講されており、専門分野に関する深い学識を修得できます。そしてそれぞれの専門分野において「特別研究」を実施して、その成果に基づいた学位論文を執筆、学位審査を経ることで、修士や博士の学位を取得することができます。 総合医薬学研究科の研究分野は、実に多岐にわたります。医学分野では、基礎医学や臨床医学、社会医学などを研究できます。看護学分野では、研究者コースにおいては小児期から高齢期までの各領域の看護学研究が可能です。また、専門看護師(CNS)コースやナース・プラクティショナー(NP)コースでは、修了により受験資格を取得できます。薬学分野では、化学系、物理系、生物系、薬剤・薬理系、医療系の基礎研究を基盤に、「新しい薬を創る」、「薬の新しい働きを知る」、「薬でからだをまもる」、「和漢薬に現代科学のメスを入れる」等の研究を推進しています。 総合医薬学研究科は、医学や看護学、薬学出身者のみを対象とした大学院ではありません。実際、総合医薬学研究科では、医療系学部出身者だけではなく、多種多様な学部出身者が大学院生として研究に励んでいますし、異分野からの医療系分野への参入が社会的にも求められています。そのため、医療系学部出身者以外の方も、ぜひ総合医薬学研究科への進学を検討していただきたいと思います。 総合医薬学研究科の各プログラムでは、医学・薬学・看護学研究や高度医療人としての活躍を志している皆様方を、ぜひお迎えしたいと考えています。専門性の高い教育研究活動を通して、医薬学分野の専門家を目指しましょう。皆様方のご入学を、心よりお待ちしています。